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退職してからのこと

  • 執筆者の写真: 真璃代 片上
    真璃代 片上
  • 2024年10月9日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年10月23日

病院を退職後、私は友人の勧めで、ナースの派遣会社に登録しました。


派遣では色々な仕事をしました。訪問看護、訪問入浴、デイサービス、整形外科や婦人科クリニック派遣、小学生の合宿や宿泊訓練のツアーナース、コンサートやイベントの救護室、企業の健康診断バイト…


初めてやる仕事ばかりで、刺激があり、しかも定時にしっかり終わるし、休憩もとれる、イベント関係はお弁当まででる。その場限りな関係なので、後腐れなく、病院時代の人間関係に疲れていたので、とても気が楽でした。


新卒からまとまった休みは年末年始と夏休みで合わせて十日くらい、年休は消化できず、殆ど捨てていたので、今までできなかったことを全部やろう!と思いました。

生活の木のアロマ講座みたいなものにも通ったり、ハーブを勉強してみたり、興味があるものにはちょこちょこ手を出していました。


そんな時に派遣会社の紹介で、大学病院の眼科に就職しました。

眼科は正直あまり興味がありませんでしたが、産婦人科は戻る気になれませんでした。

眼科外来は、人間関係にも恵まれスタッフは皆良い方ばかりでした。

私もこのままずっと眼科でいいと思っていました。時々輸液ポンプをつけた車椅子の妊婦さんが受診することがありましたが、産科に戻りたいとは全く思いませんでした。


そんな毎日を過ごしていた頃、私はある突然の出来事で、またもや退職することになりました。精神的にもダメージが大きく、メンタルも不安定になり、仕事ができる状態ではなくなりました。

自分に対する絶望感と焦燥感で、思えばあの頃が人生で一番どん底でした。失業手当を貰うためにハローワークに通いながら毎日ただ時が過ぎる…。

誰にも会いたくない。大好きだった本や、大好きだった曲も聞きたくありませんでした。アロマにも一切触れなくなっていました。


悶々と日々荷物の整理をしていた時、当日憧れだった助産師でセラピストの浅井貴子さんの掲載されている雑誌が出てきました。そしてふと精油のことを思い出して、ベルガモットとラベンダー精油を嗅いでみました。

一気にフワーッと気分が晴れて行き、同時にザワザワしていた気持ちがスーッと落ち着いていました。

そして、精油ってすごい!!と改めて実感し、本格的にもっと勉強したい、アロマセラピストの道へ進んでみたいと思ったのです。

かつて、一度は色々言い訳をつけて断念した道でしたが、今この現実から脱却するにはそれしかないと思いました。

そして目指すなら中途半端な資格ではだめだ、世界最高峰のアロマセラピスト資格であるIFA.IFPAのアロマセラピスト資格をとる!と決意しました。


目標ができると俄然やる気も出て、そこからは目まぐるしかったです。

以前から好きなブランドだった、ニールズヤードレメディーズのIFAアロマセラピストコースへの願書を提出し、面接を受け、合格。

スクールから近く、自然分娩に力を入れていて、しかも家賃補助が出てる産婦人科を探し、応募し、就職先も決めました。1ヶ月で次の自分の生きる場所を決めて、家を決めて、翌月はもう働いてました笑


次回は様々な経験、出会いのあったニールズヤードスクール時代を振り返りたいと思います。




 
 
 

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