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ジャスミン精油に助けられる日々

  • 執筆者の写真: 真璃代 片上
    真璃代 片上
  • 2023年4月6日
  • 読了時間: 3分

前回は精油との出会いについてお話ししました。今回はそのつづきを…


それから、無事に魅惑の赤い小瓶入りジャスミン精油をGETすることができた私。

しかし芳香拡散器を持っておらず、他の精油とブレンドなどという知識もないため、ティッシュにたらして嗅ぐという原始的な方法でしばらく使用していました。

仕事で打ちのめされてメンタルも身体もズタボロな1日の終わりにも、赤い小瓶の蓋を開けば、その濃厚な甘い香りですぐに別世界に行くことができました。

ちなみに、ラベンダー精油は無難な精油で、分娩中によく芳香浴に使われており、嗅ぐと職場を連想してしまうので、あまり好きではありませんでした。ジャスミンは高価なので殆ど使われず箱に眠っていましたので大丈夫でした。


当時の私は毎日仕事に忙殺されていました。

勤務二年目になり、地獄のようなチームリーダのトレーニング(1週間まるまる主任に後ろに張り付かれて叱咤され、罵倒されながらリーダー業務を覚える)を終えると、容赦なくリーダー業務をつけられ、先輩への勤務交代時の申し送りは毎回吐きそうでした。

しかし同期には恵まれ、そんな日々でも励まし合いながらなんとか頑張っていました。ジャスミン精油にも助けられていました。


目を閉じたら明日がくるから眠りたくないという日もあったり(でも疲れすぎて布団に入るとすぐに意識不明)、休日が終わる日は夕方から泣いたり… 。熱がある時も解熱剤を飲んだり、座薬を入れて出勤していました。みんなそうやって勤務していたので、当たり前になっていました。今考えると異常ですね。


そしてその頃の私は、なぜ、自分が助産師になったのか、助産師として妊産婦さんに何がしたいのか、もはやわからなくなっていました。ただ業務や+αで係りの仕事、院内のスキルアップ研修の課題をこなすことにいっぱいいっぱい。残業は連日で、遅い時間に食事はコンビニ弁当か惣菜を買い、野菜はあまりとらず、炭水化物多め、ストレスフルで甘い菓子パンや炭酸飲料を好んで買っていました。夜勤のときはさらに不規則でひどく、忙しくて休憩や食事がとれないこともしばしば。カップラーメンを夜勤中に夜中3時に食べたり(いつナースコール鳴るかわからないので基本早食い)、日勤の昼食もほぼコンビニ、休憩は30分とれたら良い方。もう自分がこんなメチャクチャな状態なのに、患者さんのことを癒すのも、助産師としての目標もなにもありませんよね…、、

当然精油の赤い小瓶のことも忘れ、蓋をあけることもだんだんとなくなっていきました。


そして勤続3年目、ついにあの出来事が起こるのです…


次回は私の身に起きた出来事について書きます。


最後までお読みいただき、ありがとうございました♡





 
 
 

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